2回目の、フキコシソロアクト。

gracefulman2006-12-08

行ってきましたソロアクトinヒロシマ!!
(写真はクレド前のツリーだお)
嬉しいじゃないですか、なぜかいつも広島に来てくれるなんて・・・(´Д⊂ヽ
広島がお好きなのですか?フキコシさん。
今回も「ほぉ〜」「おぉ〜」「うひゃあ〜」「うぎゃぎゃぎゃぎゃ!」などという声がでまくりでありました。
そしてやっぱかっこよかったわぁ生フキコシ・・・(≧∇≦)!!
今回もその身体能力の高さを見せつけたフキコシさんでしたが、
もぉからだがうつくしすぎます!!!41歳なんてうそでしょ?!抱かれてぇ!(下品)


オープニングはすっげーラフにふらふらあらわれ、観客を唖然とさせるフキコシ。中途半端な、すんごくへんな位置に、スクリーンのようなものが置かれているのだが、その横から顔を出すフキコシ。また隠れて今度は上から顔を出すフキコシ。超キュート。いや、客も、どーしたらいいものやらってただただ見守るばかりです。すると、客席に降り、客間をうろつくフキコシ。お客さんうれしそう。しばらく舞台上をながめてフキコシが言ったことば、
「・・・やっぱ邪魔だな」 ��( ̄□ ̄;)!!そうきたか!
というわけで移動させようとするも、重くてひとりじゃ動かせない。「重いな・・ひとりじゃむりだなぁ、ひとりじゃ・・ひとりじゃむりなんで手伝ってほしいなぁ!」とデカすぎるわざとらしい独り言をつぶやく。優しいお客さんが名乗り挙げ、お手伝い、しようとするも実はものすんごく軽いスクリーンなのでしたぁ。してやったり、のフキコシ。
そしておもむろに、「親切なあのお客さんのためだけに、お礼の芸をやります」と紙のパレットをもってお絵かき芸をはじめる。しかも「♪フーンフーンフーン フフフーン フフフーン フーフーフーフー・・・」と絵画番組で流れてるっぽい曲を鼻歌で歌いながら。描いたものはお客さんにプレゼント。続けていろいろ描く。でも見せてくれるんだけどいかんせんパレットが小さいのであんまりよく見えない。客、身を乗り出して舞台上を見つめる。するとフキコシ、
「後ろのお客さーん、なに描いてんだか見えないだろうと思いますけどぉ、これはあの親切なお客さんひとりのためだけにやってる芸ですんでねぇ!」
だってさ。見えづらいのをいいことに、「ゴールデンボール(俗に言う金○)」まで描きだして「♪かーぜもなーいのにぶーらぶらー」と唄いだす始末。そのうえその「ゴールデンボール」をお客さんに無理やりあげようとしている。もらっても全然うれしくないし飾ることさえできねぇよその絵じゃ!!「それにしてもこのフキコシ、ノリノリである。」ってナレーションをつけてあげたかったよ。
でもそのあとはじまったオープニングがやっぱりめちゃくちゃかっこよくてステキだったのですぐ許すことにした。やっぱり身のこなしがステキなのよねぇ・・・某マサトにも見習っていただきたいものだ(彼は動きが直線的なので)。


ここからは本格的に「ソロアクト」。アクト内容を箇条書きにしつつ感想。
・逆パントマイム
「ヨネヤマパパオ」による「逆パントマイム」のお時間。「一般的にいうパントマイムとは、本来そこにないものをいかにもあるかのようにして行なう芸(例:壁、ロープなど)ですが、私の場合は目の前にはっきりあるものを、いかにもそこに存在しないかのようにみせます。・・逆ですから!?」そんな、「おぎやはぎですがなにか?」みたいな言い方しなくても!(←これが私的にはかなりツボだった)パイプ椅子やベッドや茶箪笥を使いながら「よくもまぁそんなあほなこと思いつきますね」と言うしかないすんばらしいパフォーマンスを見せるんだけどいかんせん「ヨネヤマパパオ」ですから!!ネーミングが適当すぎだよフキコシ!「パイプ椅子と先生」はかなり好きだった。あんな先生いたら告白しちゃう!(見る観点がおかしい)
スタンダップコメディアン
といいつつずっと床に寝てます。「お客に足を向けるなんてとんでもねぇぜ!」といいつつめっさ足の裏見せてます。天井にカメラが取り付けてあって、それを見つめながらアクトしているというわけ。谷啓さんの「がちょ〜ん」をやるといつもひじが痛い彼(寝そべってやると必然的にひじをうちますね)。手加減を知らないフキコシはおもっきし床にゴンッ!つってあてていたところに演劇人魂を感じた!!あと、逆立ちをしているように見せるのはほんとすごかったよ。たぶん、普通に逆立ちするよりこっちやられるほうが「すげー!」って思うとおもうよ。どういう経緯でこんなこと思いつくんだろーなぁ!!
・顔のソックリな四兄弟
もちろん演じるのはフキコシただひとり。小道具(メガネと帽子)を使いながら演じわけ。よくこんがらないなぁ・・・とか思ってたら最後のほうはやっぱりグダグダで四兄弟がひとりになっていた。稽古の途中で限界を感じたんだろうな・・・。それをネタに昇華させるのがすごいよ。プータローのシロー?の「・・・は(;´∀`)」という力ない薄ら笑いがおかしすぎ。そのタイミング含め、うまいよなーやっぱ。
・矢印の世界
スクリーンの端と端に言葉がうつり、あいだには進行方向を示す矢印が。フキコシは、矢印の前を移動しつつマイム。「客→店員」(ビールを頼む客・・の注文を受ける店員)とか「客→運転手」(店から帰る客・・を送るタクシー運転手)とか。「おお!」と思ったのは「タバコ→スルメ」な。どうやるんだ?と思ったら、ライターをつける「かちっかちっ」を続けていって最終的にはスルメを噛む音になっている、という。あと、「猿→人間」なんてベタなものもありましたがそこだけでは終わらせないのがフキコシ。「人間」とうつしだされたスクリーンをすぎると、「( ゚д゚)ハッ!ここで今ぼくは、人間の枠組みを超えてしまいましたー!」とかいいつつ、まさに「ひとでなし」なマイムをみせる・・そしてだんだんからだが機械化・・「イメージは『鉄男』ね」というひとことがツボでした。最後は結局「ロボコップ演芸」みたいになってんじゃんよ!
・白から始まる作品
おなじみの、顔に紙はめてのお絵かき芸。「ハイドンモーツアルト、ベートーベン・・・みんな一緒の髪型」ってほんとは微妙に違うと思うぞ。
・substitute character
めくるめく「当て字」の世界。「棒言(棒読みするボーイ)」「上居立(お客のはるか上に立つウエイター)」「永六(エロい永六輔)」「節句好(節句行事が大好きな夫)」・・てああもう、やっぱりそっちにいっちゃうのね、と観客苦笑い。節句好きの夫と妻・タカコのおはなしは以下、「節句好付連人(同じ趣味の友達を連れてくる)」「混同務(私生活を仕事に活かす)」など続きもの。最後は「ちゅーしようよ。・・好きだよ、タカコ(=貴子=キス)」でしめるという「ちょwww誰がうまいこと言えとwwwww」な展開であった。その他、「燻煮(はじめてのひとはちょっとウッってなる)」「女菜煮(え?ゴーヤー?ゴーヤーでもできねぇこたぁないがぁ・・)」「男生煮(人肌に温めた、生温かいこんにゃくでどうぞ)」「挫麺(大体の人は途中で汁飲むのくじけちゃう)」など卑猥な名前(でもイントネーションが違う)の料理ばかりの居酒屋とかが続きもの。単発では「桃郎太(桃をピンクで読んでね)(おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川で洗濯してたらそれがどんぶらこっこと流れてきて家に持ち帰ってふたりは・・めでたしめでたし。)」「栗十理数(まんまやんけ)」「抱痴猥婦(まんまやんけ)(ワイフの顔見てフキコシ「そんなにおどろかなくてもいいのに・・・」た、たしかに。)」「美出(美しく登場)(誰かが押したんでしょうね、ボタンをね。)」「倍舞(リンボーダンス!この倍の高さでやってみまーす!)」などなど。ああもう、花も恥らう乙女にこんなこと書かすなよ!といいつつ周りがヒクくらい大爆笑していたこの日の私なのでした。


エンディングはスクリーンとスモークをつかって「今までのはなんだったんだ」とまさに観客を煙にまくフキコシ。
そして恒例の「没ネタ供養コーナー」。もしかすると今日見たものが次のソロアクトで本ネタとして採用されているかもしれません・・が悲しいかな私は「オ○ニー!!」とか「ヴァ○ナー!!」とか嬉々としてふつうの?イントネーションで叫びまくるフキコシの姿しかアタマに残っていないのであった・・・。


あーもう、去年のスタイリッシュなソロアクトが初フキコシだった私には最後の怒涛の下ネタはちょっと「ウッ」ときましたがまぁそういう方面の話は大好きなのでね!もっとこい!っていうね。うふふ。
フキコシさんには、ずっとずっと、おじいさんになってもこういうステキでアホなことつづけていてほしいな、と願う12月の夜なのでした。