夏の終わり

世陸大阪、閉幕。
思えばたった100日ほどまえから、私は陸上競技というものに興味を持ちはじめました。
「いつの間にか、こんなところにまで来てしまった」
8/28、私はそんな不思議な気持ちで長居競技場にいました。
ざざーんと打ち寄せる美しい波に惹かれて沖に出て、夢中でずんずん泳いでいたらさっきまでいた場所は遥か遠くになっていた。ぷかりぷかりと海に浮きながら、ぼんやり思いに耽るような気持ちです。
トラックに大好きな大さんや成くんの姿はなく、日本選手も苦戦をしいられていたけれど、私はとても満ち足りた気分で観客席に座っていたなと、今思い返してます。
たった100日前には知らなかった人たちに出会い、よろこびやかなしみを共有しあうこと。
人生をかけて、たたかいを挑むひとたちの美しさ、つよさ。
ヒトってすばらしいな。
バカみたいに単純に、そう思いました。
そして、大袈裟ですが、生きること、生きていくことをあきらめないでよかったなと思います。
こんなすばらしいものを見せてくれて、ありがとう。ありがとう。
何度でも言いたいです。
世陸に関わった全てのヒトに。
ほんとうに、ありがとう。



明日からしばらくは抜け殻のようにすごしていくんだろうなと予感はしています。
とりあえず月末のスーパー陸上を心待ちにしつつ、この胸にぽっかりあいたモノとたたかいつつ、がんばります。


今日の語録は土佐選手のこのことばから。

39kmで1人拾ったときは、『前から落ちてこい』と後ろから呪っていました(笑)。もう1つ前も呪ったのですがダメでした(笑)。

走り終えた後にここまでユーモアたっぷりのコメントを出せることに脱帽です。
銅メダル、おめでとう!!