文・堺雅人 第36回

今回のおはなしは、「明治」。
といってもべ、別に雅人様の大好きなあまーいお菓子・チョコレートの話じゃないんだからねっ?!(なぜツンデレごっこ
つくづく思うのだが、堺雅人というひとは、現代よりも、1900年以前の日本が舞台の作品のほうが似合う。「阿国」は室町あたり、「新選組!」は幕末、「音二郎」は明治。現代劇にでる彼ももちろん好きだけれど、すこしふるい時代のものに出演する姿のほうが、なんだか私はより好きなのだ。ふだん雅人様がもちいることばや立ち居振る舞いが、イマドキノワカモノにない品のよさや美しさを感じさせるからだと、私は思っている。
・・・結局何がいいたいかと言うと、
「書生さん衣装を着させてくれてありがとうミタニン&衣装部さん」
ということだ。
もうっ、ほんっとーに、よくお似合いで・・・(´Д⊂ヽ
すてき。かわいい。すてき。かわいい(以下エンドレス)
あー眼福眼福。今回もすてきな写真をありがとうYマネージャー。
・・・これで終わってもいいんですけど、もちっと真面目なことも書くと、
「(矛盾や混乱を抱えており、幕末や明治と似たような状況である)現代のイラクアフガニスタンに感情移入することはあまりないのに、幕末や明治に憧れるのは、明治人の持つ生々しさを都合よく忘れてしまっているからなのかもしれない」
というのはものすごく考えさせられるものでありました。「あの頃はよかった」的な懐古趣味だけで語れるほど、明治という時代も甘くはなかったはずなのにねぇ。