文・堺雅人とわたし

今月のnaviで雅人様が直筆のまるっこいかわいらしい文字で書かれていたとおり、「ひとまづ終了」ということになりました「文・堺雅人」。
先日も書きましたが、私のサカイヲタとしての歩みとともにこのエッセイはあった、といっても過言ではありません。すこし思い出話なんぞを記してみようかなと思います。
2004年12月。「新選組!」総集編および第33回再々放送を見ていて、「山南さん」である堺雅人に釘付けになった私。そしてネットで「どうやらファッションセンスが微妙らしい」「苔好き」「足のサイズが無駄にデカイ」「アウトドア大嫌い」などのどーでもいいけど私の心のツボを押しまくるナイスな情報を得てからというもの、堺雅人というひと自体に夢中になっていく私。また、TV naviという雑誌で連載をはじめたことを小耳に挟み、即購入。そこに書かれていた衝撃の一文。


「顔やせにはヒゲを。そのうち「つけヒゲ」をした女子高校生が町なかに現れるかもしれない。」


…( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…
この超微妙なユーモアのセンス。これがサカイヲタへの道もとい堺蟻地獄に引きずり込まれた瞬間であります。
「つっこみどころ満載」というのも雅人様の魅力のひとつだと思いますが、それだけでなく「文章がめちゃくちゃうまい」というところにも私は大きな魅力を感じています。もとが理論派なうえに、直木賞作家(ex,宮尾登美子さん)芥川賞作家(ex,長嶋有さん)や人気漫画家(ex,ウミノさん)にまでその文才を称えられるというすばらしさ。それを遺憾なく発揮してみせたのがこの連載でした。私がいちばん好きな回はやはり第11回の「霊」かな。私がそのときに考えていたこととリンクする内容だったので特に思い出深いです。その感想はこちらに書いてありますのでよかったらどうぞ。
また、毎月毎月、雅人様のお仕事状況の確認ができると同時に(連ドラの場合は毎週お姿拝見できるけど舞台や映画だと「今、何をしているのか?」がわかりにくいぶん、このエッセイは貴重な堺雅人情報のひとつでありました)雅人様の文章をじっくり読むことで、雅人様の頭の中を少し覗き見ることができたのは、大きな喜びでした。なぜって、好きな人が今、何を考え、何を感じているのか。それを知りたいと思うのが恋する乙女ですからね。(ここはノータッチでいきますけども byオードリー・若さま
雅人様、四年間本当に毎月楽しませてくれてありがとうございました(TдT)
ぜひまた、雅人様の文章とお目にかかれる日が来ることを、楽しみにしています。
そして産経新聞社さん(またもや名指し)、「文・堺雅人」の書籍化!なにとぞ!よろしくお願い申し上げます!!(m´・ω・`)m