文・堺雅人 第20回

祝(゚∀゚)連載20回☆突破!
しかしながら早速つっこんでもいいですか。
右下にいる昭和の銀幕スターは誰なんだい、と。
左上の人と衣装一緒なんだけどなぁ。顔がぜんぜん違うからなぁ。と白々しく言ってみる。
今回のお話は「関西」。
やっぱりね。噂の男ですからね。もう稽古中なのね。ガンガレ!
堺さんはわりと、「気分をあじわ」ったり、「何かのふりをする」のが好きなんだね。意外と(超失礼)ノリもいいしね。そういうひとだいすきです
さすが俳優、と私は思うけどな。だからこそいろんな作品で、堺さん独特の空気というか、不思議な存在感、浮遊感がうまれるんではないかな。
この、

フワフワしたかんじというのは、たとえば東京のどこかに自分の居場所をみつけたとしても、そこは故郷のかわりにはならないし、かといって宮崎にはもう僕の居場所はない、ということだ。僕の中には東京コトバでうまくいいあらわせないなにかがあるのだが、僕のさびついた宮崎コトバではもうそれは表現できない。

なんて、とってもすてきな文章・・・(TдT) なかなかこういう表現は出てくるものではありませんよ。
堺さんの文章やコトバに、一種の切なさ・ものがなしさが漂うことがあるのは、こういうところからきているのかもしれない・・・なんつて。



私も一時期(トータル6年間くらい)岡山に住んでいたことがありまして、岡山に住んで、岡山コトバを使う人たちとしゃべっているうちにだんだんと私のコトバも岡山寄りになってくるんですわ。なかなかそれはそれで面白い体験でした。
中国地方以外の人たちは「岡山と広島なんて隣県だしコトバにそう違いはないでしょう」と思われるかもしれませんが、いやいやけっこう違うの、これが。
例文、「郵便局の隣にポストがあるでしょ?」を変換↓
広島:「郵便局の隣にポストがあるじゃろ(う)?」
岡山:「郵便局の隣にポストがあるがー
とかね。
これ、岡山で女の子たちがナチュラルに「〜〜じゃがぁー」と話しているのを初めてきいたときは、けっこうなカルチャーショックをうけたものです。「( ̄□ ̄;)!!じゃがぁ って・・・じゃがいも?」みたいな。でも3ヶ月もしないうちに私もナチュラルに「じゃがぁー」と話していて笑えた。
ほかにも、「あのね、・・・でね」が岡山では「あのな、・・・でな」というふうに語尾に「な(ぁ)」をつけますね、女性でも。
まあコトバの問題を語りだすときりがないワタシ(←国語研究会卒業生)なのでこのへんにしときます、はい。
そんな私は、今でも岡山に遊びに行くと、頭の中のスイッチが切り替わって岡山コトバをしゃべりだします。これもなかなか面白い体験ですよ。