ローマGL

為末、エネルギーが不足 遠征打ち切り日本で調整へ
最後の直線であごが上がり、失速した。陸上の男子400メートル障害で日本記録保持者の為末大(APF)は13日、ローマで行われたゴールデンリーグ第3戦、ゴールデンガラで49秒81の7位に終わり、世界選手権(8月25日開幕・大阪)に向けて最後のレースを終えた。
「なかなかないぐらいの不調ですね。体の中にエネルギーが不足している」。6日のパリ国際後は不振の要因として太もも裏を使えていないと感じ、鍼灸(しんきゅう)師の専属トレーナーに患部を刺激してもらう荒療治も実施した。だが、ゴールデンガラでは外側の8レーンで前半から飛ばし「切れが戻る兆し」はあったそうだが「レースにならないレース」とばっさり切り捨てた。
世界選手権用に考えたストライドを広げ、後半の歩数を減らす新走法は試さなかった。もう実戦でテストする機会はない。大阪で世界選手権3個目のメダルを新走法で狙うかどうかは「今後の練習を見て使うかもしれないし、使わない可能性もある」と話した。
7月下旬まで予定していた欧州遠征をこれで打ち切り、日本で調整法を組み立て直す。「正しい動きを確認し、体にエネルギーをため込みたい」と課題を述べた。
ただ、今季の海外勢の動向を見て「ずぬけた選手が見当たらず、誰が勝つか分からない。1位から10位ぐらいまでは運じゃないかな」とも。これからどこまで追い込めるかが勝負だ。(ローマ共同)
[共同通信社 2007年7月14日 16:37]

ふーむ、やはりお疲れがたまっているもよう。私のいる日本でじっくりと調整していただきたいですね。日本代表合宿も近づいています。大さんの希望通り長居を使っての公開合宿はされるのでしょうか。もしされたら、連日観に行きます!だって妻ですから、ぎゃは☆