「わが闇」観劇

↑・・て書いたじゃないですか、私。でね、ここからちょっとローカルな話になるけど許してね。そう、仕事終わりにクレドホールへダッシュで向かったの。ちなみにクレドホールっつーのは広島パセーラ(というデパート)の11階にあります。でもなぜかエレベーター10階で止まりやがんの。なんだ?と思ってエスカレーターに乗ろうと思ったら、11階へのエスカレーターが稼動してないの。しかも11階真っ暗なの。は?!とか思ってさー、チケットを確認したわけ。そしたら「1月23日19時開演 会場・アステールプラザ」て書いてあ・・る・・・ん・・・ってなんですとーーー( ̄□ ̄;)!! そうです私、すっっっかりカンチガイしていたのです会場を。ぎゃー!と叫びつつまたもやダッシュでタクシー乗り場へ。ちなみにクレドホールからアステールプラザまでは歩くと20分以上はかかります。タクシーに乗ったの、18時50分です・・・。でもなんとか(開演時間が少しおしたおかげで)ぎりぎりで間に合いました・・・_| ̄|○ もう・・本当に・・・なんて思い込み・・・。ああ恥ずかしかった。
で、感想です。

すんんんんばらしかった。


以上。
・・えぁ?もっと言うことあるだろって?
いやーもう、内容的なことについては私以上にアツく上手に語ってくださっている方はたくさんいらっしゃる(演劇感想ブログやサイトなどをご覧あれ)ので多くは語りませんよ。ただ、「それでも生きていかなけばならないということ」ってのはここ数年ずっと頭にあったことなので、とってもずしりときた芝居でありました。思いあたるフシがいくつもいくつもでてくるような、見ていてしんどい芝居でもありました。確かに少し前までは「それでも生きていかなければならないということ」がもーう本当に本当につらくてしかたなかったんですが、闇に光がさすような、そんな素晴らしい瞬間も時には訪れる、ということも学べた(身をもって感じられた)ので・・・「うん、もうだいじょうぶ」とは完全なる自信を持っては言えませんが(自分のおおきさというものも知ったし)、「それでも生きていかなけばならないということ」についての覚悟は出来たと思っている。で、この芝居から「それでいいんじゃない?」ということを言われたようで、嬉しかったのです。途中まではちょっと内容的にしんどすぎて「あー、観ないほうがよかったかなあ・・苦しいなあ、帰ってからいろんなことぐるぐる考えちゃいそうだなあ」と思っていたのですが、終わってみればなんのことはない、逆になんだかとても元気になったよ。観に行けて本当によかった。
あまり個人的な話ばかりをするのもなんなんで、役者陣について。
まずは大倉さん大好きだー!ずっと見ていたいひとだ。あの落ち着きのなさ、最高。彼にしかできないと思う。ふだんはおとなしそうですけど。 みのすけさん・松永さんは「本当にひどいやつらだ!」と本気でぷんすかしてしまうくらいの最低人間をさらりと演じていらしてすばらし。意外と「このひとがいちばんこわい人かも」と思わされたのが廣川さん演じる父親。お父さん映像が出てくるたびにこわかった。ヒゲがナイス。うっちーこと(違う)岡田よっしー、しゃべらされまくり。ナイスガッツ。しっかし細かった。三宅マン、石鹸以外では初見でありましたが、ああいう役をやらせたらピカイチなんだな、と感心。でも「みかん(未完)」て名前はすごいね。坂井さん、ふわふわとしていて雰囲気にぴったり。いきなり着替えだして三宅マン以上にびっくり。峯村さん、でかいのに癒し系。このひとが登場するたんびにほっとしたひと、多し。でもこの作品いちばんのなぞは「三好さんが焼いてたモノの正体」ではなく「艶子はなぜ寅夫と結婚したのか」であると私は思う。犬山さん、ふたたび(阿佐スパ以来)お会いできて感激。気丈な役がとてもお似合い。そしてうっかり惚れかけたのが元ジョビジョバの長谷川さん!あの軟弱加減、いい。そしてやはり私はメガネが好きらしい。メガネ。魔法のアイテム・・!そしてカーテンコールでKERAさんにお目にかかれて思わず「きゃー!」と小声で叫んでしまいました。「どうも、演出のニナガワです」苦笑いの役者陣たちが印象的。