臨時連載「ボンドさん」10/10版

えー、スガシカオコンサートのため今日は休載、と言ってましたが、緊急事態が起こったので臨時連載です。
先程、時間があったので、学校によってみました。
というのも、今週末親睦会があるかも、とボンドさんに言われていたからです。詳細はまた次回教えますね、と言われたんですが、でも金曜日私、いませんよ、というと、じゃあ代替で私がうけることにする授業の先生に、伝言しておきますね、と言われたのでつ。で、昨日。授業後、その先生に「あのう、親睦会のことなんですが…」と聞いてみるときょとんとされ、「(ボンドさんに)なにも伝えられてませんか?」と聞くと「いやー僕も初耳です」と言われ…(´Д`lll)なんだよぉぉぉぉぉ!と思いますた。とんだ赤っ恥かいちまったぜ。
という報告をしようと思って会いにきたのです。そしてボンドさんに言うと「すみません、火曜日のあと、その先生に会えなくって…」「しかもまだ日程決まってないんですよぉ」とああやっぱりな、というこたえが。ま、いいんですよ、と思いながらいろいろ会話。でもボンドさんはなんかしんどそう。どこか具合悪いんですか?と聞くと「プライベートでちょっとたてこんでまして…昨日寝れなくて」と。なにかと聞いてみると、引っ越しをするとのこと。へー、と思いつつ嫌な予感。するとボンドさんから決定的なひとことが。


「引っ越しも、ひとりだったら楽なんですけどね…」


ああ。
やっぱり。
やっぱりね。
うん。
そうだよね。


「同居されるんですか?」
「はい」
「彼女と。」
「ええ…」
「結婚される予定ですか?」
「まあ、そのうち、ってかんじで…」


うん。
なんとなくそんな気はしてたよ。


「住むとこ見に行ったらその日のうちに即決しちゃって…僕も彼女もB型なんで、もっと吟味しろよ、とあとになって思いました。しかもお金の振り込み期限が今日までで…ああ…と思いながら振り込んできました」
「じゃあしっかり稼がないと、ですね」
「うー、稼いでたんですけどね〜」
そして私は学校をでました。コンサートに行く私に「遅くなるんで帰りは気をつけてくださいね」という優しいボンドさんに見送られて。こみあげるものをぐっとこらえながら。
予想はしていたので、つらくはありません。というか、これくらいのことでつらいと感じるところはもうとっくにすぎています。年も年ですし。
ただ、こんなことでちょっと泣きそうになっている自分にびっくりしました。まだそういう淡い感受性はもちあわせているんだな、なんて。
でもここまで本当に楽しかった。誰かのちょっとしたひとことでよろこんだり、落ち込んだり。 ドキドキ、ワクワク、ソワソワ、まるで中学生みたいに。ひさしぶりでしたこんな感じは。
学校はもちろん最後まで通いますし、ボンドさんの授業もこれまで通り最前列でうけます。一発合格目指してつきすすむだけです。
そのさきのことは、またそのときに考えることにします。