[舞台記]フキコシ・ソロ・アクト・ライブ Mr.モーション・ピクチャーinクレドホール

gracefulman2005-08-25

初の生フキコシ。
ていうか、初の観劇。
初観劇がこの作品・・・私がいかに一筋縄ではいかないかが窺い知れますよね。


私は「殴る女」(1998年フジテレビ系にて放送。吹越氏はボクサー・澤田役で出演)以来吹越氏に惚れています。
なのにどうしてソロアクトを今まで見てこなかったんだ・・・と悔やまれるくらい、
良かった!最高だった!!(>Д<)


生吹越氏は、兎に角細く、顔がちっちゃく、身のこなしが美しく、かっこよかった。
もう40かよ?!!といちいち突っ込みたくなる程。
吹越氏でこれなんだから、こりゃあ、生堺氏を見たら、私はその場で泡吹いて卒倒しますねー。(;´Д`)
いつもより下ネタが少なめだったそうで、映像・音楽・構成・演技どれをとってもスタイリッシュな感を受けました。
作品の柱となっていたのは「Titles」というネタ。「もしも有名映画と同じタイトルだったために公開されなかった映画があったとしたら」・・・次々に繰り出されるおばか映画の数々。私は特に「E・T」→「気分を出してもう一度」のくだりと「老人と海」がお気に入り。
それから「出演者にダメ出しする監督コント」のふりをした、「ミツコシフツル初監督作品」・・・おめでとう、ミツコシ監督。あんた、カンヌ狙えるよ!!( ´∀` )b
「クランク・アップでーす、お疲れ様でーす。♪ちゃんちゃちゃーちゃちゃちゃ ちゃんちゃちゃーんちゃちゃちゃ・・・」と「蒲田行進曲」のテーマを歌いだす細かさ。それに反応し手拍子する客、そして吹越氏
「・・・ここで手拍子してくれるの、広島だけなんですよねー。ある意味、動揺するんですよねー。」
と客イジリも忘れずに。
監督作品での今日の主役は寝てた?おばちゃんと大笑いするおじさんでした(笑)


ライブでも何でもそうだけど、私はカーテンコールの時の演者の「おじぎ」にいつもいたく感激するのです。
どんな言葉よりも、客への「ありがとう」がこめられているし、「今日も出し尽くしました!」という演者自身の達成感が見られるから。
吹越氏も例にもれず。笑顔は見せないんだけど、本当に彼の性格というか、自分や芸に誠実であることや、どこまで有名になっても変わらない朴訥さを再確認できて、ますます好きになりました。
何が好きかって、「ディレクターズ・カット」と称した没ネタ供養コーナー(笑)
「理由なき反抗」なんかは、そのまま進化させれば本ネタになるんでは・・・。


「けーたい、とか、インターなんとかとか、最近は便利なものがありますが、なるべく僕に都合のいいようにしておいてください」って最後に言われたのに、こんなにいろいろ書いちゃってごめんよ、フッキー。
「こんなに面白いのに、なぜ見ない?!!」という想いに免じて、許して♡


最後に。ソロアクト17年目の吹越氏の名言。

「ライフワーク、なのかな。自分じゃよくわからない。野球選手は野球がライフワークだ、なんて言わないでしょ」