アルバム全曲レビュー!!その3

残り半分、一気に!!(つ´∀`)つ
7.空色のみずうみ
これ、「湖」としなくて正解ですね。
漢字にしたとたん、いきなりクラシック音楽ぽくなるから・・・
まるでオルゴールを聴いているかのような曲。
甘く切ない。
愛をこめて土地への想いを奏でる・・・
そんなことがさらりとできてしまう押尾さんに脱帽。


8.Friend
雑誌の企画でグレーベンさんに会いに行く押尾氏は、本当に嬉しそうだった。
ポコポコ、と鳴る音がかわいらしく、
「ああきっと、その瞬間に18歳の心に戻ったのだろうな」
と感じました。
「ギターは友達」なんて、まるでキャプテン○みたいだけど、
ギターを手に入れたことで押尾少年はスターになれたのだから、
そりゃあ愛情たっぷりですよね。


9.Brilliant Road
このアルバム中、実はいちばんいちおしなのがこの曲。
派手さはないが、出だしから身も心も躍りだす、元気になれる一曲。
そして、

どこまで続いているのか、カーブの先には何があるのかなんて、わからないけど
今はただ自分を信じて走り続けるだけ。

この一言と曲に、どれほど救われたか。
「自分の可能性を信じなきゃ、何も始まらないよ」という当たり前のことを、
あらためて教えてくれた。
ありがとうコータロー!(TДT)
そして、小沢健二の名曲「さよならなんて云えないよ」を少し思い出したりした。
あれも「カーブ」と「光る海」の出てくる曲ですから。
聞きたい人は「刹那」を買うべし。


10.家路
私はどちらかというと、「旅を終える寂しさ」よりも「家路に着く安らいだ気持ち」のほうが強くて、
その「安らいだ気持ち」とこの曲がぴったり過ぎるくらいぴったりなので、
これは「旅の終わりに聴きたい曲No.1」(暫定一位)です。
よっぽど好きなんだね、家が。自分。


11.Carnival
お祭り気分でまさやんとセッション!
ボサノヴァ調でうきうきな曲なのですが、
いろいろな人との「出会い」に感謝、という気持ちもこめられている。
エピローグを飾るにふさわしい一曲。
と、同時に私は大好きなこの小説の一節を思い出す。

ひとつのキャラバンが終わり、また次がはじまる。また会える人がいる。2度と会えない人もいる。いつの間にか去る人、すれちがうだけの人。私はあいさつを交わしながら、どんどん澄んでゆくような気がします。流れる川を見つめながら、生きねばなりません。
(「ムーンライト・シャドウ」より)

そう、旅は終わりではなく、まだまだ始まりなのです、そして・・・


12.夢のつづき
ですよね。相変わらずアルバムの構成力がすばらしい。
子守唄・・・(涙)
この曲をエンドレスで聴きながら眠りに落ちたら、きっと素敵な夢が見られるはず。
もちろん希望は、押尾氏の生演奏・・・目の前で弾いて・・・(妄想中)
Σ(゜Д゜) はっ、現実に戻りました。
押尾コータローの、ギターを引っさげての旅はまだまだ終わらない。
いついつまでも、その旅の一部始終を見守ってゆきたい。
きっとそうすることは、私にとっても素敵な「旅」となるだろうから。