「Panorama」in 広島 ライブレポ その4

※これが最後のネタバレ注意。
大歓声の中、ステージ袖へと去っていくコータロー氏。笑顔で私たちに手を振りながら。
観客たちはまだまだ興奮のるつぼの中。すぐさま、アンコールを求める手拍子が始まる。
そしてこの時です、隣のおばさまに話しかけられたのは・・・(;・∀・) 再録するほどの会話でもないので、詳細は以前の記事を読むべし。
んー、今回はアンコールで出てくるまでが長いなー、着替えに時間がかかってんのか?いや、もしや・・・
と、思っていたら!!会場後ろのほうから歓声が!!なんだなんだ?!!
・・・ギャーー!コータローー!!(≧∇≦)
真っ青(スカイブルーとでもいうのか)な、光沢のあるシャツに着替え、ワイヤレスマイクつけて、ギター抱えて登場っ!
今までも、ステージから降りて会場を練り歩きながら弾いてくれることはあったけど、こんな風に登場するのは初めてだー(>Д<)会場騒然。
そして始まる、すっかりお馴染みになった「Dancin’コオロギ」ターイム!!あの曲の途中途中に、今回もいろいろな曲のコピーをはさんできますコータロー。
ウルトラマン」や「笑点」あたりはもう何度も聞いたことあるけど、今回個人的に嬉しかったのは、「サザエさんのエンディング曲」!(笑)
今日は火曜日だってのに、この曲聴いたおかげですっかり日曜の夜気分ですよ( ´∀`)
途中、コール&レスポンスを入れながら、ゆっくりゆっくり会場を回ります。
そしてついに、私がいる席のほうへ・・・!!
えー、説明しますと、○○私○○┃通路┃・・・な感じの並びで、私の右隣が、例のおばさま二人です。つまり、
○○私○○┃ コタ ┃・・・
なわけで。
ワタクシ、おばさま越しにコータロー様を見たわけで!!
・・・・・・(TДT)
まあいいけどね。ちゃっかり身長チェックもできたしね(*´д`*)
183cmあるらしい(ネット調べによる)んだけど、思っていたほど「でかっ」って感じはしなかったよ。むしろね、すらーーっとしてた。わりと。
ていうか痩せましたよね?!!って私は思ったんですけど。前のライブのときよりもね。
食べ物大好きってイメージあるけど(だって『押し弾き』のHP見たら、たいていなんか食ってるし・・・ブログも食べ物の話題多いし・・・)アコギマガジン最新号によると、「食生活にも気をつかうようになり、健康管理もプロの仕事の一つだと解ってきた」(ディレクター談)らしい。
やっぱり、写真とかテレビってのは、太って見えるよね。実物のコータロー氏は、五割増でイイ男ですよ、奥さん!!
私たちの横を通り過ぎ、ステージへかけられた階段を上って、始まったのは待ってました!の「独りメンバー紹介」!
ベース、エレキ、津軽三味線、フォーク、ドラムの五段構え。
私としては、DVD「Dramatic LIVE」にも収録されている、「クラシックギタリスト・押尾コータロー」が大好きなので、やってほしいのですが・・・(要望)まあ、長くなるからね・・・コータローが調子乗って・・・(苦笑)
いいんです、今日も、「アリス」なコータローの歌声が聞けたから!
つくづくいい声してるわぁ〜〜(;´Д`) ぜひ、CDにも「弾き語り」をボーナストラックとして収録してほしいわん。
盛り上がり最高潮の中、演奏されたのは私の大大大・・・っ好きな「Brilliant Road」だぁ!!ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノわはーい!!
私が最高に落ち込んでいたときに発売された「Panorama」。だからこそ私にとって、とてつもなく大きな意味を持つアルバムになった。どれほど癒され、勇気づけられたか。
その中でも一番心に沁みたのがこの「Brilliant Road」。
いいことばかりではないのが人生、それでも・・・大きく一歩、勇気を出して新たに踏みだせたなら、未だかつて味わったことのない美しさや喜びに出会える日が、きっとくる。
そんな当たり前のことに、この曲は気づかせてくれた。
コータローさんが、気づかせてくれたのです。
歌詞がないのに・・・いや、歌詞がないからこそ、「みえる」ものってすごくたくさんあるんだな・・・って、このとき本当に実感できた。
歌詞があると、どうしてもその曲の主人公や作り手の顔をイメージしまうのです、私は。まあ今までそうすることで、何回も音楽に救われてきたことは確かです。
でも今回は違った。
まさに人生の「デッドエンド」にぶちあたって、身動きが取れないでいた私にも、「明るく輝く道を、笑顔で駆け抜けていく私」(=未来の私)が「みえた」気がするのです。
今はまだ、真夜中にいるのかもしれない、でも、手探りながらも進んでいければ、いつかきっとそこにたどり着ける筈・・・と、思えるようになったのです。
この曲を聴いたとき、ようやく。
そんなこと、初めて(過去の自分や現時点の自分が「みえる」ことは今までもあったけど、未来の自分が「みえた」のは初めて)だった。
・・・楽しいライブ中なのに、そのときの感情が、うわーーっと抑えきれず溢れ出して、胸がいっぱいになって、鼻の奥がつんとした。瞳が少し、潤んだ。
でも。うわーーん!と泣き出してしまいたい感情をぐっとこらえて、しっかりと笑顔で、大きな手拍子で、私はコータローさんのギターに応えた。
それが、今の私にできる、唯一の「恩返し」だと思った。
たくさんの大切なものをプレゼントしてくれた(くれている)押尾コータローさんに向けて。
だからね、「Brilliant Road」の時のコータローさんを思い出すたび、私の胸はいつもきゅんとするのですよ。
私がそういう感傷にひたっているからってのもあるとおもうけど、その上さらに、
今までの時間の何百倍も、笑顔がキラキラと輝いて、しっかりとお客さん一人ひとりの目を見ながら演奏してくれて、それが素敵で素敵で・・・
そう、「まるで私のために弾いてくれているようだわ!」と錯覚してしまうほどだったのです。
本当に、幸せだった!!ていうか思い出すだけでも幸せ!!!
ありがとうコータロー!ありがとう「Brilliant Road」!!
演奏の途中、「もう一度、みんなの声を聞かせてください!」と、みんなでサビの部分を「ラララ」で歌った。
私はコータローさんがお手本で歌ってくれなくても、ソラで歌えるけれど、初めてコータローライブに来て、コータロー音楽を聴くのが初めてな人は、たぶんついていけないだろうなあ(;´д`)ゞというくらい長いフレーズ(苦笑)をね。
って思ってたらやはり「ごめん、長すぎたな(;・∀・) 」とコータロー自分へのツッコミがまたもや!!( ´∀`)
そんなあなたが、大好きです。(告白Part2)
大盛況の中、ラストはしっとりと、「家路」。
いやだーー!!帰りたくないーー!!
と叫びたかったでしょう、みんな(>Д<) 私もだ。
そしてついに曲が終わり、ゆっくり深々と頭を下げるコータローさん。
マイクをはずして、「ほんまにみんな、ありがとうーーー!」と言ってくれる。
ううう・・・(TДT) 「ありがとう」はこっちの台詞だよ・・・
こんな、素晴らしいライブが、また体験できたこと。
こんなに近くで、コータローさんの姿が見られて、すぐそばにコータローさんを感じられたこと。
何度も何度も、私たちを見つめながら演奏してくれたこと。
・・・どんなにことばをつくしても、この感謝の気持ちは伝えきれない。
この、満面の笑顔で、それが伝わればいいなと、本気で思った。祈るような気持ちで。
また、あなたに会いに行くからね!!って。
それまで、しっかり自分を磨いておこうと、決意しました、ワタクシ。
で、今度はきっと、最高の自分で握手してもらうんだ!!と。
あなたにまた会えて嬉しい、あなたに触れられて幸せ!という、恋にも似た気持ちを、照れたり飾ったりすることなく、まっすぐに伝えよう、と。
つーわけで、今度のコータローライブは、必ず、サイン会に出席しまっす!!!(・∀・)
それまでしっかり精進するぞーーー!!


・・・あ、コンサート終了後、会場には「Carnival」が流れますたよ。幸せ感がまたもやUP☆したのは言うまでもありません。
(了)(長らくの御清聴ありがとうございましたm( _ _ )m)