TVnavi 1月号

今回は豪華?!二本立てっ!!
1.堺雅人in 西安
 フジ産経グループなのに、なんでこんなに国営放送贔屓(つーか「新選組!」贔屓)なんだろ、TVnavi・・・。
 こんな、シルクロード特集までやっていただいて。ありがたいこってす。
 堺さんやはり、9月上旬に中国ロケだったそうで。
 巨大筆に興味津々。(あれ、イタチの毛かなあ。)
 二胡演奏に興味津々。(座り方ちょっとかっちょわりぃ〜)
 変な像に興味津々。(この横顔めっさ好き☆)
 ・・・やはり中国でも「うかれた」のだろうか、堺さん。変わったものをいっぱい食べて飲んだのだろうか。
 調べ癖?は相変わらずな堺さんでも、この「シルクロード」にはよくまだつかみきれないものがあったようで。
 そっかー、中国とか歴史とか好きだから、やる気満々、うきうきわくわくしながら中国ロケ行ったのかと思ってたけど、昔すぎて実感わかなかったのねー、いざ演じる?となると。しかも謎の人物だしね、井真成。調べてもそりゃ分からんて。
 でも、「なんだ、一緒じゃん!」(注・これ、最近の私がよく使うことばなので、発言として出てきてめっさ嬉しかった!)て気付いてからの対応のはやさはさすがですね。そういう風に、いつでも身軽に時空や空間を越えていけるのが、堺さんのすごいとこだと思うよ。
 「これまでの映像ではあまり見せていない顔がたくさん」な「新シルクロード・第10集」・・・て
 きゃーーーーー!!!(≧∇≦)
 そんなんこっちが「ドキドキ」ですよフォーー!!(いつでもどこでもカンタンに開けられるHGのひきだし・・・スゴイ。)


2.文・堺雅人 第12回
 できることならこのままずっと連載しててほしい、この「文・堺雅人」。
 今回のおはなしは「教師」。・・・予想はしていたが。
 しかも!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!教習所ネタ!!
 いやー、あの、某掲示板での目撃情報は本当だったのか・・・見た人&気付いた人、すげえよ!!G☆J( ´∀` )b!!
 がんばったね、堺さん・・・おめでと!免許取得!!これでもう、さまざまな場面で「てアンタ、免許持ってねーじゃん!」とバカにされずにつっこまれずにすむね・・・(TДT)
 一ヶ月間、ひとしきりふくれたりシュンとなったりいろいろしつつも、無事卒業できてよかった・・・と思うのはきっと本人だけではなかろうて。
「こんな生徒ばかりなら、先生方には同情すらおぼえる」・・・うん、ありがとう。学校というのはいつの世も、どんな学校であろうと、そんな生徒ばかりですよってに。
 そう、堺さんの言うとおり、モノを教える職業は、「ものがなしさがつきまとう」ものだと思う。
ハチミツとクローバー」5巻で、丹下教授はこんな名言を残している。

 なあ花本君 教師になんぞ なるもんじゃないな
 どんなに可愛がっても 相手は卒業してゆくばかり
 見送るだけの人生じゃ
 卒業してしまえば 次に会うのは 何年も先
 ヘタすりゃ 2度と会う事もない
 いったい教師というものは・・・
 永遠に卒業できない
 学校の亡霊のようなものなんだろうかの?
 なぁ そう思わんか 花本君・・・


 こちらがどんなに誠意を尽くしていろいろなことを(時には命がけで!)教えたり伝えたりしたところで、それにハッと気付く生徒たちはほんの一握りだし、卒業しかなりの年月が当たってからふと気付くのかもしれないし、ひょっとしたら一生気付かないままで終わるやつらも多いと思う。
 それを、何の代価もなく、こなしていくというしごと。
(私立ならばいざ知らず、公立教員ならば現段階ではどんなにがんばろうと、給料があがることはない。地位や名声を得るわけでもない。まあ、「そんなことのためにやっているのではない」と一蹴する、名も知れぬ、優れた素晴らしい先生方がいる一方で、なぜこの人が?と首を傾げたくなる先生が多くいるのも確かである。)
「ひどくさびしい職業だね、みんな、よくやっていけてるよね!」
 教師時代の私も、同じく教師をしている友達とそんな風に語り合ったりしたのを、ふと思い出した。
 ひがみでもなんでもなく、ある一つの真実として。
 堺さんのように、「放課後談笑する生徒たちを見て」センチメンタルなことを実際には考えたりはしない(私は、で言うなら、「早く帰れよ、おまいたち」ですかね、現場で思うのは。)のですが、
「教師役の僕は、五人の輪にはくわわれない。」
 この一言には、教師を辞めた今でも、ぐっと来る。
 かつては自分も、あの輪の中にいたはずなのに、 
 いつだって「そこ」に戻れると思っていたのに、
 もう、二度と戻れない。
 それどころか、毎年くりかえされるその「輪」を、ささやかながらじっと見つめ、見守ることしかできない立場になってしまった。
 いつかこの季節が終わりを告げることを知り、二度と戻らないものになることを知っている「取りみださない大人」=教師だからこそ、見つめることしかできないのだ。
 そっと包み込まないとカンタンに壊れてしまう、脆く、危うく、美しい「彼らの」世界を、ただ見守ることしかできないのだ。
 そういう「さびしさ」「ものがなしさ」がつきまとう教師の仕事は、だからこそ難しく、面白いものなのかもしれない。
 ・・・うん、やっぱり私は、そういう覚悟ができないまま、ヘタに手出ししちゃったり、加工しようとしたり、こっちが「取りみだし」ちゃったり・・・なんちゃって教師みたいなことしかできなかったから、やっていけなくなったんだろうな。きっと、まだまだ甘ちゃんなコドモなんだな。
 そういう自分がいやで、苦しくて苦しくてしかたなくて逃げ出したはずなのに、そのテのもの(このエッセイ然り、「ハチクロ」然り)に触れるたび・・・
 いつも私の心はしめつけられる。
 もう、私の心のツボといってもいいかもしれない。
 だから、堺さんは、教師役をすることで、教師という職業をも追体験したんだなー、すごいなー、と勝手に感じる文章でしたねー( ´∀`)今回のエッセイ。
 でもね・・・私は思うのです・・・
 「五人の輪にはくわわれない」のは、教師役であるからだけでなく・・・
 きっと堺さん自身のキャラクターのせいじゃないかなって・・・。
 まあ、いいじゃないですか、そんな堺さんを慕う人(ex,岩崎裕司さん)もいたわけだし☆
 ああ、そんで、もう一個、さすが堺さん、と思ったのは、「ハチクロ」メイン五人に対しての評ですよ。

 映画の中で五人はよく取りみだす。
 要領がわるく、いびつで、ムラがあり、おちつかなくて、矛盾している。
 おたがいの凸凹を五人が寄りそうことでなんとか埋めあわせようとしているみたいだ。

 ・・・こんな、的確に、ある意味残酷なほど正確に評している人、はじめて見た。
 堺さん、自分で思うよりも、いい眼をしていますよ!自信持って!!(て私に励まされてもうれしかないだろうけど)
 そして、ますます映画版「ハチクロ」に期待大、なのです。(だって原作どおりなんだもん。堺さん言うところの「映画の中の五人」のすがたは。)
 でもね・・・私は思うのです・・・(その2)
「日本語クラスに外国人のふりをして出席しているようなもの」っていう譬えはいかがなものかと・・・。
 想像してみたよ、がんばって。そりゃあ、堺ファンですから。
 え――と、「ホントは日本語が分かっているくせに日本語クラスにいる」ってことだから・・・「世界のことがある程度分かっている大人のくせに、コドモに混じって楽しげに取りみだす」のは「ズルイ」ってことか、な――・・・。・・・・・・(;・∀・)自信なし。
 ごめんよ雅人・・・。不甲斐無いおいらを許しておくれ。
 つーか分かりにくっ!Σ( ̄■ ̄; 相変わらず独特の文章センス(苦笑)
 でね、ここまではまじめに書いているのに、最後の最後でオチをつけてくれるのがやはり堺雅人堺雅人であるところの所以ですよねえ?(ムリヤリ)
「先生がたにはそれが一番迷惑なハナシ」(←卒業したのにまだまだお世話になり続ける問題児=森田すゎん?!!)・・・まさに。そのとぉーり。
 実はヘタレだと言われ続けている堺さんなので、ここで汚名返上、名誉挽回していただいて、ババーンと車買って、がんばって運転をしてもらいたいものです!!
 でも電車(しかも市電)がこの上なく似合う人だからな・・・。どーだろ・・・。