総長再び

さて。きのうのつづきです。いきなり「組!!」話はじめます。
ひとときの休息の場で、「昔の話、してくださいよ」と隊士たちにせがまれまんざらでもなく話し始めるトシ。
「始まりは8人だった」というトシがですね、山南さんの名を最後に持ってくるあたりからして、二人の結びつきの強さを思い知るわけですよ。しかも、「そして・・・山南さん。」なんて、溜めて言うんじゃないよーーー!!(TДT)(もうこの時点で少しなきそう。そしてニヤニヤ。)
山南総長を知らない相馬は、「ああ、隊から勝手に脱走して、切腹させられた人ですね」。
コラーー!!総長に向かってなんてことを!!
とプンスカする私を尻目に?トシが言う。
「山南総長は、武士の中の武士だ。あの人がいなきゃ、今の新選組はなかった。」
・・・。・゚・(ノД`)・゚・。副長ぉーーー!!!
言ってくれるじゃありませんか!うれしいなあ・・・この人が発する「山南さん」ということばの重さは、とてもじゃないけど語りつくせませぬ。
もうね、この時点ですでに、「勇はもちろんだけど、トシの中で山南さんの存在ってのはその次くらいに大きなものだったんだなあ。そしてそんな人を死なせてしまったことをやっぱり一番悔いているんだわ」とずっしりわかるんですけれどもいやいやまだ序の口ですっ!!!(>Д<)
ここから、堺さんが、「古い学生服を引っ張り出して着ているようだ」と評した試衛館ズ回想シーンへとつながっていきます故。
回想シーンの始まりは、「生き残ったふたり」つまり胸筋バカ(永倉)とほんとのバカ(左之助)二人の稽古風景からですよ。山本太郎がほんとにうれしそうにやってて、あーこの人がいてくれるだけで安心する、ほっとする、と本放送での気持ちを思い出したものです。
そしてなつかしの食客部屋キタ━(゚∀゚)━!
そしてそしてやはり一番おいしそうにかつ上品に食べる山南さん・・・というか堺さんキタ━(゚∀゚)━!
天真爛漫すぎる総司、をたしなめる源さん、低姿勢過ぎる平助、役と実際のギャップがありすぎる(笑)永倉、バカ爆発左之、総髪のトシ・・・!ひーー、もう、勘弁してくださーーい(≧∇≦)(泣き笑い)
話題はもちろん「動物の中で何が一番強いか。」
ものすごい・・・各人のキャラクターを如実に表している会話内容です・・・(TДT)
総司の「ぬわんですかヌエって!(訳:なんですかヌエって)」(だってほんとにこういう風に言ってるんだもん)が可笑しくて仕方ない。
そして
「それは、どうだろう」
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
往年の名台詞キター!!
う・・・うれしすぎる。ありがとうミタニン!G☆J!!
いちいち土方に反論したがるやまなみぃ、変わってません。
「やはり、一番恐ろしいのは、人じゃないでしょうか。人は人を欺く。ケモノは人を欺きませんから。」
とまっとうなことを言い出します。そしてみんなの「さすが山南さん」という尊敬のまなざし・・・よ、よかったね、総司に「山南さんの話聞いてると眠くなっちゃうんだよなぁ」って言われなくって・・・本放送でさんざん薀蓄を邪険にされてきたのに、何なんでしょう、この、続編における持ち上げられようは!!!ま、うれしいけどね。
きれいに締まったところでツッコミ担当のトシが動きます!
「・・・そんな締め方でいいのか」(冷静すぎる笑)
そしてかわいい総司が「ま、そんなことはおいといてー」と話を急に変えます。そこですかさず
「てお前が始めたんだろうが!!」
帰ってきたよ、ツッコミトシが・・・(≧∇≦)b おかえりーー
最後は、姿は見えないが他の部屋で寂しそうにご飯を食べる勇をみんなで見つめる場面で終わります。そして
「・・・みんないなくなっちまった」
耕史さんも歳三と同じ思いだったの、よくわかるよ・・・だって私もだもん!!!さびしくて、さびしくて切なすぎて泣けてくる。ああ、こんなところで泣いてたら、まだまだ早いのに・・・。
意外と早い時間帯に、この回想シーンを持ってくるあたり、三谷さんの続編への力の入れようがわかりますね。もっと遅くまで引っ張っても良さそうなところをあえてすぐ持ってきちゃうんだもの。「組!」人気にあやかるのは簡単だけれど、そうはしなかった。「組!」での思いを引き継ぎながらも、まったく異なる一本のちゃんとしたドラマを作り上げた、キャストスタッフ一同の心意気にやられたのかもね、私は。
(つづく)