また会えるよ

さて。じゃあ今日は、修ちゃん@堺さんのすばらしさについて書こうかなっ☆
ちなみに私は、映画のノベライズを購入してまして、これを見ながらいろんな細かいことを思い出してます。

ハチミツとクローバー film story (コバルト文庫)

ハチミツとクローバー film story (コバルト文庫)

いいですよ、これ。ホントそのまんま書かれてて。
DVDが出るまでの間は、これを読んであんなシーンやこんなシーンを妄想するのをお勧めします・・ってそんなことするのは私だけか。
で、修ちゃんね。
なんだろう・・・私の中で堺さんは、「山南さん」でとまってて、山南さん以後もいろんな役をやってるはずなのに、山南さんの印象が強烈過ぎて(まあそれだけすばらしい演技ではまり役だったってことですが)、なんかもう、山南さんを越えるものには出合えないんじゃないかって、思ってたんです、実は。
この映画を見るまでは。
ハチクロは、まぎれもなく美大生5人を中心とした物語だ。でも、その5人に揺さぶりをかける周りのひと(オトナ)たちがいるからこそ、ハチクロハチクロ足り得るわけで、映画化に際しても、「5人のディテールさえぴったりしてればそれでいい」ってもんでもないと思う。(だからこそ、野宮・山崎・美和子さんが登場しない映画版はちょっとまだヌルいかんじをうけたわけだ。)
その中でも最重要人物である修ちゃんを堺さんに託したって時点でもう、私ははなまるをあげたいわけですよ。「見守るオトナの役」は山南さんで実証済みだし。
でも堺さんは、こちらの予想を大きく超えて、「堺版・花本修司」をとってもステキに創りあげてくれた。
原作ファン、特に修ちゃんファンにとって、これほど嬉しいことはない。
なんといっても、修ちゃんが原作以上に「先生」に見えたことはすばらしい!と思いました。原作じゃあ・・ほぼ、「はぐの父親」だもんな・・・。
つよくぎらぎらした色彩で存在感を放つ俳優は、この世にたくさんいると思う。というか、そうじゃなきゃ俳優なんてやっていけないのかもしれない。
でも堺さんは、あんなにもやわらかくてふれたら手をすりぬけてしまいそうなのに、とてもあたたく必要不可欠な不思議な存在感を出せる、稀有な俳優なんだな、と改めて思った。
もう、あなたのとりこです。あなたの好きにしてください♡(オイ
ひとつだけ、惜しい!と思ったのは、はぐと森田さんのアクションペインティングのあと入る、修ちゃんのモノローグ(『どんなに目をこらしても見えなかった世界・・・』)、あれは、二人を遠くのほうから、寂しいような、うれしいような、なんともいえない微笑みで見守る修ちゃんの画が欲しかったなぁ!!あれじゃあ、誰が言ってんのか分かんないよぉ。堺ヲタはあの美声で一発でわかりますが・・・てへ。