新しい色で明日を描こう

さあ。
公約どおり見てきました、2回目「ハチミツとクローバー」。
もちろんレディースデーのシネツインに。
こないだは修ちゃん・・堺さんに夢中でしたが、今回はちょっと理性を保てたおかげで、いろんなひとをじっくりみることができました。
ひとりづつについて感想を。


1.竹本君
原作の竹本君より数段かっこいい櫻井君・・・なのにどこを切り取っても竹本君なのがおかしかった。
ほら・・・健康的すぎるし、手先器用すぎるし、城マニアだし。
まあ、はぐちゃんを思って一日中にやけてるときのにやにや加減はあのにやにや王子には負けますけどね。
そしてさすがバンビ、ちょいちょいはさまれるコミカルな場面(「今俺完全に無視されたぞ」「こんな心の汚れたひとが・・・」)はお手のもの。
ああそれなのに、せつなすぎるぜ竹本!!
天才たちに、敵わないと思ったり、キス場面を浴衣で目撃しちゃったり、花本先生には「ごめん冗談」とあっさり言われちゃうし。
でもこの青春君のおかげで、最後のはぐちゃんの会心のほほえみが見れたのですよ?!
ほら!みんな、青春サマにお礼を言いなさい!


2.はぐ
とてもとても、160センチも身長がある人には見えませんでした、優ちゃん。
何であんなにかわいいんだぁぁぁ。
あんなかわいい子が親戚にいたら、誰だって修ちゃん(=親でもないのに溺愛)になっちゃいますってぇ!!
うつむいて、手についた絵の具をごしごしとこするしぐさがすごく印象的だった。
そしてあのまっすぐできれいな瞳。誰が見ても天才に見える。
そしてウミノ先生をして「ケモノのこどものよう」と評された獰猛さ・・・。
「スタミナ定食」やら「ドーナツじーっ」、「森田さんに負けないように低姿勢ではぐノートをひっぱり奪い取る」などなど、かなりはぐっぽかった!
個人的には、堺さんのことを「修ちゃん」と呼んでほしかったなぁ、と・・・。(ほんとに個人的すぎるよ)
森田さんに励まされて、涙がほろほろとこぼれるシーン、ほんとよかった。トレーナーのすそでぐいっと涙を拭くところとかもー最強にカワユス☆


3.森田さん
映画「ワンダフルライフ」のクソ生意気な伊勢谷さんの印象しか今までなかったのですが、
このひと、すみからすみまで森田さん、だった。
似合いすぎるタンクトップであんなに美しい身体をさらけ出して・・・じゅるり としちゃったじゃないかこんちくしょう。
「お前にお土産ぜってーやんねーかんな!」とかほんと森田さん言いそうだし。
「先生もろともこの学校を愛しているもんですから」と花本先生に抱きつくシーンではもちろん、
「むきーー!! 交代! シノブ交代!!」
と思いましたともさ、ええ。
あとはやっぱ、「激ウマッ」な作品群ね。
『風待ち通り』のオムライスに、「シノブノート」(これ、ほんとすごかった。欲しい。)、醤油絵、彫刻・・・ただものじゃなさをしっかり表しててよかった。
原作の森田さんはどっちかっつーとデジタル系(HPとかCGとか)だったけど、映画ではおもいっきしアナログなかんじでしたね。それもまたよし。昔ながらの芸術家ってかんじで。


4.あゆ
あゆを関さんがやってくれてほんとよかった。
ちょっと間違ったら、とんでもなくいやな女になりがちなんですが、ストレートな表現をしてくれててうれしかった。
だからこそ「おんぶ→真山、好き。」のシーンで万人の涙を誘ったわけですよ。
しかし、リカさんをストークする真山、をストークするあゆ はすさまじかったなぁ。
原田デザインを追い出されて違うところでやる気なーくバイトしてる真山を遠くのビルからスコープでのぞく、とかさぁ・・・
そんなちょっとストーカーチックな子に育てた覚えはありませんっっ!
しかしねぇ・・あんなの(下記参照)に目の前でちらちらされた日にゃあ、私だって恋愛ターミネーター・ヤマダになるしかないですよ・・・ほぅっ。
うおーーっっ あゆーーっっっ!(´Д⊂ヽ
つくづくHENTAI☆真山め。


5.真山
加瀬さんだからこそ許される、愛すべき変態ストーカー。
原作では描かれなかったけど、きっと原作真山も「リカさんが使った歯ブラシ」とか「リカさんの切ったツメ」とか収集してたんだろうな・・・って思いますもん・・・しかしさすがに私も「リカさんの使用済みあぶらとり紙」はひいたぞ・・・。
一歩間違えば(つーかもう二歩も三歩も間違ってる気がする)とんでもなくキモチワルイ子なんでしょうけど、なんであんなに「か、かわいい・・・っ」と思ってしまうんだろう。私だけかな。いや、ウミノ先生も「あのメガネには何回も足払いをかけられた」といってますからね。
やっぱあのちょい猫背で、ぽってりとした唇で、ふわふわ髪で、シャツで、メガネってのがいいんでしょうか。
それとも、ストークしてるとこをリカさんに見つかって「びっっくぅぅぅ!!」とか、ルイジマリオに突き飛ばされ紙のように舞って倒れたとか、そういういちいちマンガのようなしぐさに惹かれるのでしょうか。
堺さんが出てなかったら、カンペキに加瀬真山に持ってかれてるとこでしたね、ふーアブナイアブナイ☆(もうすでにもってかれてるって噂も)
罪なオトコだぜ!!加瀬真山。
一番好きなシーン→「お風呂の中でもメガネをかけててもちろん湯気で曇ってて、それじゃかけてないのと一緒じゃん!むしろ邪魔じゃん!」と観客総ツッコミだったところ。


6.花本先生
また語ってしまうのかオレよ。
しかしこのほとばしる想いをどこにぶつけたらよいのかわからんのでここで書くことにする。
最初の登場シーンで「ぼっへぇーーー!」と吐血しましたからね、私は。せ、先生っ!ニヤニヤしすぎっ!てね。
タバコくわえてごにゃごにゃしゃべる(でも美声)とこなんかもう・・・好きにして☆ってかんじ。
花本会ではお誕生日席に座り、まるでおそなえものをされた仏像のようであった。(コラッ
しかもやっぱりバクバク餃子食ってるし。もうっ、食いしん坊バンザイなんだからぁ。
はぐを紹介するシーンではものっそ父親っぽかったね。(NO!そのヒト お父さんNO!)
「キッチン カロリー」でははぐちゃんと竹本君そっちのけでしゃべりまくる(しかも美声)。ちなみに私はこのときの衣装(だっさいカーディガン、じみーなシャツ、だらしないネクタイ、よれよれのチノパン)がすごく好きです。変態ですか?ええ、変態ですよ?
そしてそして若かりし頃のwith原田夫妻との写真・・・感涙、垂涎もの。私にも焼き増しプリーズ!!(ちなみにエンドロールでもちょっと違う写真が出てきましたがすごくいい感じでした。マジで焼き増しプリーズ!)
授業の準備(棚から本を取りあげて、内容をチェックし、えんぴつで「ここを授業で話そう」と丸つけて・・・という一連の動作のまぁ〜美しいことといったら・・・(TдT))をしてるとこにかぶせて・・・
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 修ちゃんモノローグ!!! 
うぅぅ、うれしい・・・ありがとう高田カントクッ!不意打ちでそんなことされたら泣いちゃいますってぇ(といいつつすでにぼろ泣き)。
森田さんから木彫り人形を片手であぶなげに受け取るシーンでは「ああ、よかったちゃんとキャッチできて」とほっとするのがヲタクォリティですよね。
おうちにスーパーの袋を引っさげて帰ってくるシーン、すごく好きだなぁ。
ガラガラッと玄関をあけると、どたどたっとうれしそうにはぐが降りてきて、それをうれしそうにニヤニヤ微笑む修ちゃん・・・いいシーンだなあ。そう、はぐと一緒にいるシーンはやはり、「修ちゃん」なんだよな。うーんわかってもらえるだろうかこの「修ちゃん」と「花本先生」の違いを。
「今日はナポリタンだ」 ああそうですか。冷汁ではなく。鱈のシチューでもなく。(あたりまえだ
フィルムストーリーでは「器用に料理を作り始めた」ってあるから期待してたんだけど・・・見事にカットですか。(あたりまえだ
はぐと修ちゃんの2ショットは、どれもほんとにほのぼのとやわらかく、「親戚」感がすごくうまく出ていたのがすごいなぁと思った。それはやはり優ちゃんと堺さんの力だよなぁ!
森田展にて、ルイジマリオに抱きつかれてまんざらでもない顔をしていたのにウケタ。やはりホ(ry
リカさんと一緒に来たことを茶化されて、「だからもーちがうってぇ」とぽりぽり頭をかくしぐさにきゅぅ〜〜ん!!オニカワユス・・・
ああなのに、ちょっと腹に一物ありそうな顔で「俺たちにもあんな頃があったんだよ・・・覚えてないか?」とリカさんを見つめるのはやめなさい。
「追うな!森田!」と必死の声はきっと観客全員びっくりしたことでしょう・・・( ̄ー ̄)ニヤリ 「あぁ〜ん このひとこんなに凛々しい声も出せるのねぇ〜ん」とくらげになっちゃう女子多数・・・のはず、だ・・・
パソコン使うシーンはキーボードではなくマウスいじってたね。あまり慣れていないことがバレバレだったからなのか?(勝手な妄想)
2度目の花本会ではからんでくるよっぱらいあゆに「お前今日ちょっと変だぞ」「へんじゃないですよぉ〜」「・・・うんうん、変じゃない変じゃない。(と酒を注ぐ)」とナイス処理!!さすが、酔っ払いたちとの付き合いになれているだけはある。
そして何かをつかんで帰ってきた竹本に「ふっ・・・お帰り、竹本。」と優しい満足げな笑みを浮かべながらタバコをぷかり、で見守り修ちゃん終了・・・お見事でしたっ!!
始終タバコの煙にまみれてて、思わず健康の心配をしてしまいましたが、ほんと・・・よかったなぁ。堺さんが修ちゃん演ってくれて。これ以上の幸せは無いね!!



この映画、第2弾もやってほしい・・・ようなこれで終わってもいいような・・・うん、でもやっぱ、見たいな。いろんなパターンでやってほしいな。
「また会えるよ 約束しなくても」
そのときも、花本修司には堺雅人ですでに決定です(ドキッパリ)。>やっぱりサカイネタを語りまくって終わるのか自分よ