文・堺雅人 第29回

今回のおはなしは、「教訓」。
さぁて、いきなり登場しましたよ、スタニスラフスキイ。えーっとごめんなさい、どちらさまですか?・・・本当に無知でごめんなさい雅人さん。というわけで「未来社」HPへ行って、本を見てきました。えーっと、発行が1975年・・・生まれてねー!普通にオレ、生まれてねえよ!!ううう、しかも2冊合わせて900頁くらいあるやんけ。んーと、んーと、でも、ちょっと興味があるので、読んでみなくてはだなぁ、と思うしだい。・・・図書館においてあったりするのかな・・・(ごっつ消極的)
いまでこそ仙人のような(←明らかに言いすぎ)雅人さんですが、いろんなところできいてみると、昔はけっこうやんちゃだったり、見栄っ張りだったりするんだよね。「なんでもわかったふりをして、できないことでもできますって言っていた」らしいし。30前後でようやく、いまみたいな、それこそ今回挙げてらした教訓みたいなものがつかめてきたんだっていわれてた。
堺さんて本当に私の憧れなんだけれども、そんな憧れのひとにも、当然さえない時期や苦しい時期はあって、でもそれをちゃんと自分の中で咀嚼して整理して圧縮して、自分のモノにしていく・・・を繰り返しながら、「いま」のあのお方があるんだよなぁ。そしてまだまだ進化中。すごいなぁ。つくづく、自分なんてほんと、まだまだだな!と思う今日この頃です。ついつい焦りがちだけど、うん、負けないようにしっかり生きよう、私も。言い訳せずに、こつこつと。
でもごめんなさい、マルセイユダ・ヴィンチロケのときかしら)の占い師に「ひとのはなしをよーくききなさい」と言われちゃった事件は、かなり笑ってしまいましたことよ。いや、たぶん、堺さん的にはよーくひとの話を聞いているつもりなんだろうけど、ついつい対話するときに話の論点がすこーしずつずれていくんだろうなーって想像してしまったもので・・・。
そしてあなたはつくづく、和室(しかもおばあちゃんちみたいwwwこけしやら招き猫やらおいてあるし)が似合う俳優No.1だな。ほほえましすぎる!
(余談)
このスタニスラフスキイ、なーんかどっかできいたことがある・・・と思ったら、堺さんが「婦人公論」のインタビューうけてるときに言っていた、というのを、昔の雑誌見返しながら発見。恐るべし、私の、日常生活においてはまったく役に立たないうっすい(しかもコアな)記憶力。