TSTFレポ

gracefulman2007-05-27

前日深夜まで仁様夫妻と飲んでました(しかもAM2〜3時のあいだ店でみんな寝てた。いいとししてまだまだおさかんな私たち。若いね!ちなみに閉店時間の4時まで粘った)が愛のちからでよっこらしょと起床。ちと頭がいたいかな、程度で安心。そんなに飲んでないしな。生中1杯、焼酎水割り3杯、といったところ。・・・十分飲んでますか、そうですか、すみません。飲みすぎという自覚ないんです。
仁様に感謝と別れを告げ、11時少し前、東京駅着。丸ビルおよび仲通りがいまいち分からず(相変わらずの田舎者&方向音痴という二重苦)ふらふらしてたが、ふと向かおうとしてた反対方向を見遣ると、封鎖されてるっぽい道路とパトカー、それらしきひとごみが。おお!うわさのフィールドが敷かれている!と高まる興奮。わふわふ。
急ぎ足でまずはゴール付近にちかづき、レーンを眺めるも、レーンそばに設置された柵の前は人でうめつくされ、とても目の前ではパフォーマンスを見れそうにない。うーむ、ちと読みが甘かったか。この時点ですでにこれだけの人がいるとは。でもそれは少し予想していたことなのでいいのです。
そこで、てくてくとステージらしきものがあるほうへ向かう。走りは見れないけれど止まっている&しゃべってる為末さんなら多くみれそうだと予想。観覧エリアどまんまえにわずかなスペースがあったのですかさず場所とり。しかし、すこしだけど早めにきてよかった。あと5分でもおそかったら観覧スペースにすら入れなかったからな。気合と愛のなせるわざだ。うわははは。(とすでに気がふれている)
政治家はじめ多数著名人らしきかたがたのすがたもちらほらと。その方たちは、レーンはさんで私の真向かいに設置された台の上から観覧できるらしい。いいなあ、特等席でみられて!と嫉妬。こちらはぴょんぴょん飛び上がらない限りレーンすらみえないからな。こういうとき、「有名人ていいなぁ」と思うが、こうして陰ながらあつく見つめるのも悪くはない。げへげへ。
イベントがはじまるまで、世界陸上ではすっかりおなじみの織田裕二の曲がひたすらながれてますた。おかげで覚えてしもうたよ、「All my treasures」。世界陸上2007大阪もキャスターがんばってください織田さん。
11:30、いよいよ大会開始。司会の方が挨拶をはじめます。アスリート達もステージ脇でスタンバイ。ここですでに、「あ、この場所とってほんとによかった」って思いましたね。なぜなら、ステージに出る前のおすがたも、もれなく見れるからだ!しかも距離にして約5mくらいの近さで!うひーくらくらしてきた。
そ、そしてあらわれたマイダーリン・大さん!!ぎゃぁはぁぁ〜 かっこええ!思ってたよりずっとちいさくて、どっちかというと華奢な印象!(そのとなりにいた朝原さんがでかいという話も。しかも朝原さんが予想以上に男前!テレビ等でみる10倍はかっこいい。てかやっぱ、選手みんなかっこいいよな!ビバアスリート!)そしてなによりかわええ!かわええ!すてきだわ〜。かがやく笑顔にとろけそう。ってすでにとろけてたか。てへ。もうあなたしかみてません。ぎらきらと野獣のような目で見つめまくりです。
ぎらぎらしつつも、わはーいと手をふった(二の腕のぷるぷるがかなりやばいのだがそんなのはおかまいなし)のです。そしたら、私だけにむけて、にこにこと手をふりかえしてくれたではありませんか!!!ぎゃはぁぁぁぁ!!(卒倒寸前) ・・・なんで「私だけにむけて」かっつーと、そのとき手をふっていたのは私だけだったからだ。しかもあきらかに目が合ったからだ。てかもし実際にはそうでなかったとしてもそう思いたいわけだよ!!分かってくれこの乙女心。というわけで見事にもきゅーと胸がしめつけられましたね。ああ幸せ。
ああそして、早くも都合のいいドリームを発動させちゃいますが、そのあとも私のことちらちらとみてましたね、大さん。ちょっと変わった服(手書き風の家のイラストがちりばめられているチュニック。自分で言うのもなんだがけっこうかわいくてお気に入り)着てたからか?大さんばっかり狙ってデジカメ激写してたからか?それとも前日に大さんブログに広島から観に行きますとのコメントをしたからか?!もしや「あのぎらぎら加減、あいつは絶対広島人だ」と気づかれたか?!・・なんにせよ、「うふふ、オレにほれたらやけどするのにぃ〜」と思いますた。
―――と、このように、「アホ」「バカ」「変態」をとおりこしてもはや、「ただちに、この輩にふさわしい施設(病院、警察等)への強制収容を乞う!」みたいな要請文書が、各方面からぞくぞくと送られてきている気がしてなりません。はい、病んでる人なのでみなさん、どうぞなまあたたかい目でみてあげてください。くれぐれも小石等を投げないでください。いたいいたい。
大さんがはじめの挨拶で「すでに胸がいっぱいです」とうるうるしてて、その姿にこちらもじんときた。ブログにも書いてあったけど、楽しみよりも不安のほうが大きかったんですね。そりゃそうだ、発起人であり主催者だし、はじめてのこころみだし。でもこのとおり、大盛況ですよに。つづく、APF此下会長の挨拶もあついあつい。噂どおりの方だ!と「インベストメントハードラー」を読んだ身としては嬉しく思いました。
第一部はキッズアスリートによる50m競走。開始前、気合入れのため「がんばるぞ、おー!」と司会の方が言ってくださったのに緊張してたのかこどもたち( ゚д゚)ポカーンとしてて、「おー!」とこぶしをあげてた為末・朝原コンビはずっこけてたのがおもろかった。ここらから少しづつ、みなさんの緊張がほぐれてきたか?と観ていて思いました。
50m走の勝利者が決まり、第一部終了、第二部の会場準備の時間を利用して、選手たちは準備運動、軽いアップをしていました。やっぱり大さんばっかり見てたんですが、はなまるでも紹介されてた「クネクネ」(アレをなんと呼んでいいのかわからないのでとりあえずこう言っておく)運動をやってました。やった!生クネクネ見れた!とひとり感動。尋常じゃないくらいやわらかく動いてた。首やら腹やら腰やら。その動きに、そこはかとなくエロスを感じていたのは私だけだ。やはりエロ方面の想像をしてしまう私。病人なので(以下略

第二部、まずは有木選手の棒高跳びエキシビジョン。やっぱ視覚的にいちばんインパクトあったのは有木さんだったなー。路上からみると5mという高さのすごさがとてもよくかんじられる。まぁ私は木々と人々の間を縫うようにして、ほんと一瞬だけ、バーを軽々と越える有木さんを見たわけですが、なんつーか、だからこそ、「えっあんなところから人間がでてきた!」みたいな、素直な驚きをおぼえたというか。ほーんと、こんなのめったにみれるものじゃないよね。
つづいて朝原選手と「サイボウズ」菅野選手の50m走エキシビジョン。・・ところで「サイボウズ」ってなんじゃらほい、と調べてみたら、れっきとした会社名であった。菅野さんがこの日「ボウズマンTシャツ」なるものを着てて、「あの人おもしろいTシャツ着てるなぁ。いちお大会なのにあんなふざけたの着てていいのかなぁ」と超失礼ながら思ってたのよね。おもしろ好きの私としては「そのシャツ欲しいよ」と思ったしだいです。ちょいレトロで、かわいいのよ。
そんな菅野さんと朝原さんが走る前に、大さんと有木さんがいろいろと解説をしてくれるわけだが、その中の「朝原さんは鼻がのぞみ500系」(by大さん)にウケた。た、たしかに立派な鼻をされていますが。なんでそんな、みんなにあだ名をつけてんだ。ピ・ス・タチオ(内藤さん)とか小3(大さん。ププ)とか。陸上トップアスリートたち、おもしろすぎます。
そして大さんの50mハードルエキシビジョン。世界一のハードリングはとても見れそうにないので、せめて、と思い試合用ウエアに着替えた大さんを穴があくほど見つめる。写真等で観るだけには、肩幅があって筋肉がしっかりと見えてて鍛えてるなー的イメージがあったのですが、実際にみて見ると、前述のようにけっこう細身で華奢なかんじなんだけど、必要なものはしっかりと残された、無駄のないうつくしいからだだと思いました。あわわわ、よからぬ妄想がとまりませぬわ、おほほほほ!(もう多くは語りませんがどのような妄想をしたかについては皆様のご想像にお任せします) ちなみに「この恰好になると、あ、為末さんだってかんじですよね。スーツ着てるときもあって、誰だかわかんないですこともあります。広告代理店の人かと思いますよね。メガネとかかけててインテリっぽくてねー」と他の選手たちに言われていたのにひとりほくそえんでしまいました。
その後キッズVS朝原さん・大さんのガチンコ勝負(いちおハンデあり。朝原さんはキッズより10m後方からスタート。大さんはハードルつき)が行なわれたのですが、朝原さんは「朝原さん大人げないですよー」と有木さんにあきれられるほど本気で走り、ふつーにらくらく勝利してました。でも手抜きしないで実力を見せ付ける、っていうのが子どもたちにとってもうれしかったんじゃないかな、と思う。「やっぱすげぇな」とか「私もあれぐらい速く走りたい」って心から思えると思うから。それが、未来のトップアスリートを生み出す何よりのちからになるんだから。

「そもそも、大人が恰好良ければ、子供はぐれねえんだよ」

伊坂の「チルドレン」にでてくる、愛すべきキャラ・陣内の台詞がふとよぎりましたね。
たしかに、いろいろと問題点があったことは否めないイベントだったと思いますが、このイベントがあったからこそ、これを参考にしてもっとびっくりするようなイベントが発生してくるように思います。いいことも悪いことも「学ぶべきところがたくさんある」という点において、これほど素晴らしいイベントはいままでなかったと思う。みんな「言うは易し」で文句でもなんでもいえると思いますが、実際に第一歩を踏み出すこと、はじめての試みを実行に移すことが、どれほどたいへんなことか。まさに「コロンブスのたまご」ですよ。「はじめてナマコを食った人」ですよ。うん。勝手に納得。つーわけでこの日私は、大さんへの敬意の念を一層強くしたのであります。もちろん愛も深まったのであります一方的に。
大さんのハードリングが間近でみられなかったのは惜しかったけども、今度日本選手権見に行くし、いいんだ!・・いいのか?てか本気で見にいくんか?!いや、行くよ。さっき(これを書いているのは28日の夕方)すでにチケット取りましたから!思い立ったら即行動!!なんなら6月の台湾の国際大会も見にいきたいくらいだもの。ああ、こないだの織田陸上いっときゃよかった。なんたって地元だもの、ダーリンと私の。あ、あのときはまだ「お熱をあげる」まえだからな。しかたない。来年は行きます!