オトジロ観劇

思えば一年待ちました。この舞台が観られるまで。ああ長かった。しかし終わってみればあっというまだった。というわけでただいま諸君。はやく感想などを書かねばと思いつつ昨日はさすがにバタンキューオバキューだったのさ、すまんすまん。ということでさっそくひとりよがりな感想を例に漏れず酔っ払いながら書きまーす。
(以下ネタバレです)




会場に入る前にパチリととりました新劇場。

そしてオトジロ一座ポスター。

想像よりもぐっと小さな劇場でしたシアタークリエ。確かに会場内一体感はとても感じられましたがなにせ狭い。ラウンジの狭さには田舎者の私でもさすがに閉口した。つくりにとても問題があると思う。せめてロビー・ラウンジはもうすこし広くとってほしかった。これならパルコ劇場とか本多のほうが好きだな、と思ってしまったよ。がんばれクリエ。ここからが本当のはじまりだぞ。(とても偉そう)
でも腐ってもこけら落とし。しかも三谷作品です。おもしろくないわけがありません。そのうえ愛しの雅人様が出演。鼻血が出ないわけがありません。私は最初から最後まで雅人様登場シーンではニヤニヤがとまらず、「かわいー!」「かわいー!」と小声で叫んでいました。すみません隣の方々。さぞかしうるさかったでしょう。雅人様のかわいさに免じて許していただきたいっ。
すっちゃかめっちゃかな登場人物ばかり出てくる中で唯一のツッコミ役、というか常識人役、というのは山南さんといっしょであったので、目新しさはなかったのだけれど、思いもかけず殺陣(といってもちゃんばらごっこですが)が見られたり、「にかーっ!」というハツラツ笑顔も見られたり、涙なみだの浅葱色のだんだら羽織姿(総長・・・(´Д⊂ヽオウオウ)があったり、顔をひきつらせつつの小太鼓演奏(どうせなら一時期熱中した小鼓演奏が生でみたかったワン)もあったり、とヲタ的においしすぎる作品でした。
私的にツボだったのは

  • 台本をこぶしでごつーん、ごつーん
  • 「これはシェイクスピアへの冒涜だー!!」×3
  • 寿太郎閣下への「ハイありがとうございましたー!」(←芸人さん?)
  • 「だからこれは特別なんですぅ!!」笑顔でキレまくるひと
  • 思いを寄せる貞奴への距離感がいまいちうまくとれず、近くにいったら気持ち悪いくらいすり寄ってしまう
  • いちいち見せるキョトン顔(私もいちいち悶えまくった)

でありました。
てかね、もうちょっと雅人様に集中して観たかったんだけども、他のキャストの方々のあまりの芸達者ぶりにそれがかなわず、どんなだったかあんまり覚えてないんだよねー。♪あんまりおぼーえてないやー、あんまりおぼーえてないやー、あんまりおぼーえてないやあんまーりー♪でした。しょぼん。
みなさんすばらしかったのだけれど、浅野さんと戸田さんと堀内さんが特に素晴らしくワンダホ!でありました。浅野さんなんて一番最初に登場されたとき誰だかわからず困惑したよ。実物はほんっとーにダンディでステキなお方(しかもメガメ殿方☆)なのに女形って。戸田さんはね、もうなにやらせてもうまいですね。「ベニスの商人」で大緊張しているお姿はおっかしすぎて、笑いすぎて死ぬかと思った。あと堀内さんはあまりにもなにしゃべってんだか分からなかったので「津軽出身なんでしょ」と思っていたら違ったよ。元四季にいらしたのな。それから今年のno.1との呼び名も高い三谷作品「コンフィダント・絆」にも出演されてた方なのな。遅ればせながら注目です。
そしてやっぱり雅人様の話に戻るのですが、こんなすごいひとたちの一員としてこけら落とし公演に出ている雅人様はやっぱりすごい人なんだなと思いましたね。呼んでくれてありがとうミタニン、とナニモノなんだって感じですがお礼を申し上げたいですな。三谷舞台を劇場で観たのは実は初めてでしたが、やっぱりいいですね舞台。今後も(チケット争奪はかなりきびしそうだが)出来うるかぎり観に行きたいと思います!