スポーツ大陸

BS1で一足お先に視聴いたしました。
ただひとこと言っておく。
全国民、見なさいッ!!!(おすぎで)
以下の通り、地上波でもやるから。みんな見れるよ。正座して見るがよろし。

考え尽くした道を走る 〜ハードル 為末大〜
BShi 2008年 7月 7日(月) 午後 6時00分〜
総合 2008年 7月11日(金) 午後 10時00分〜

以下ネタバレ。
すごく大さんらしいなあと思ったシーン。
しばらくハードルを封印したことについて後悔はないかという質問(その前に新しい走りとハードリングの融合がなかなかうまくいかないまま大阪世界陸上に入ってしまったという映像があった)に対し、しばらく考えた後の返答です。

あの…2発に1発のロシアンルーレットで、かたっぽ金メダルでかたっぽ弾が入ってるとしたら、ボク、やるタイプなんですよね。
だから、もしもハードリングが前のまんまだったとしたら、たぶん、よくて銅メダルだったと思うんですけど、まあ…そのハードルを1個こわして、スピードを高めたとこに詰めれるハードリングだったらもしかしかしたら、金メダルがいけるかもしれないと思ってましたし、今でも思ってるので、それはギャンブルとしてはもうやらざるを得なかったと思うんですね性格的に。だからそれは後悔はしてないですね。押さえられなかったと思ってますし。

「人生生き急ぎ系」の大さんらしいことばだ。「そこまでして・・・」というひとはたくさんいるだろうし、実際、ハードル封印、結果としての世界陸上予選敗退についていろんなところでいろんなことを言われたと思う。それでも為末大というひとにはこれしかできなかったのだと思う。少しでも可能性があるのならそれに賭けたい。昨日の自分より早くなりたい。そして、かつて見たことのない景色を見たい。例えその果てに、なにが待っていようとも。
「自分で考え、自分で責任を全うしなければ、自分の人生を生きている気がしない」
悲壮なまでの覚悟を秘めたその姿に、ファンは魅了されるのだ。どうしようもなくひきつけられるのだ。
これから先も「為末大」を貫いて欲しい。ファンとしての私の願いはそれだけだ。「為末大」が「為末大」であるかぎり、私はずっとずっと応援していく覚悟でいる。勝っても負けても。怪我をしても。走れなくなっても。ただ見守っていたいのだ。だって、こんなにおもしろいひといないから。