完全燃焼

為末大がかっこよすぎだ。


2007年5月15日、私は同じことをブログに書きました。
その思いは一年少し経った今でも、少しも変わっておりません。
むしろその思いはあの時よりもずうっと強くなっています。
世界一かっこいいアスリートです。
北京入りした侍が、「レース前最後の更新かもしれない」とメッセージをUPしてくれました。
それを読んで、レース前から泣きました。
「決意表明」というよりももはや「遺書」に近いと思うほど、すさまじいメッセージです。

 オリンピックが終わって何を思っているのか。今は知る由もありませんが、願わくば身体に宿るエネルギーのすべてを燃やし尽くしておいて欲しい、それだけです。ゴールしてもまだ立っていればその時次の人生を考える事にします。

いつか、侍が言っていました。
「死ぬ気で走るやつはいると思うけど、本気で死のうと思ってるやつはいないと思う」
「プロ陸上選手・為末大」の生き様をあらわす、すばらしいことばです。
そのことばのまま、彼は北京で死ぬ覚悟です。
現地で見ることは叶いませんでしたが、テレビ前で、しかとこの眼に、魂を燃やして走る彼の姿を焼きつけたいと思います。私もいろんなことを覚悟して、まずは8月15日の夜を向かえたいです。