映画「ラッシュライフ」

やっと見てきました。しかも広島での上演最終日に。い、一日遅かったら危なかったってことです・・・。


伊坂の原作を読んでいないとわからない部分は多々あるし、「ああ!このシーンはあのエピソードがないとだめだろ!」と思うところもありつつも、映画としてちゃんと成立していたのにはびっくりしました。あの原作を映画化するのであればこういうやりかたが一番よかったのじゃないかと思うくらい。あと音楽がかっこよくてよかったです。サントラ出さないのかなあ。
で、なんといっても黒澤。堺雅人@黒澤。もうね・・・黒澤をやれるのは雅人様しかいないよ。見事にはまってた。あの存在感、でもあの浮遊感。彼にしか出せないと思う。何を考えているのかわからない、ひとを食ったようなものいい。頭がよくて仕事(?)ができて、独自の世界観を持っている。・・まさに堺雅人ではないか。でも映画の中の彼はもちろん堺雅人ではなくまぎれもなく「黒澤」だった。黒いスーツもよくお似合いで、もともと細い雅人様がさらにほっそく見えて非常にかっこよかったっす。雅人様@黒澤主役で一本映画みたいなあと本っっっ当に思っているのですがどなたか企画してくださる方はおられないのでしょうか。
そして雅人様が出てるからというだけでなく、4つのストーリーの中でも黒澤篇はいちばん出来がよかったように思う。原作にはないけれど黒澤を象徴するのにぴったりなエピソード(神様にお祈りするときのポーズとか、チョコレートが好き、とか。鏡を多用するのも印象的だった)をちょこちょこ入れているのにも感心した。いやー、DVD出るのかな。出てほしいな。毎日黒澤篇見てから元気つけて会社行きたいぜ!
そうそう、豊田篇にめいけんさんが出ててお茶吹いた。先に見ていた夏さんが「エンドロールに伊藤明賢て出ててびっくりした」とおっしゃってたのでどのシーンで出るんだろと思ってたらまさかの「豊田を踏み台にして出世したいやな男・舟木」でさらにお茶吹いた。あんなあやしいAV男優みたいな(←語弊がありすぎる)サラリーマンいないだろ!とつっこんどいた。